はちみつを食べるだけで、ダイエット効果があると話題になっている「はちみつダイエット」。栄養価が高いため健康にも良く、風邪予防や、スキンケア、ボディケアにも取り入れられているほどです。
そんなはちみつダイエットですが、調べてみると痩せたという人や、反対に太ったという人もいます。本当にダイエットに効果があるのか、気になりますよね。
はちみつダイエットは効果があるのかどうかや、正しいやり方を解説していきます。
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はちみつダイエットとは？
はちみつダイエットとは、はちみつを寝る前や、間食に食べることで、脂肪燃焼効果を高めたり、食べすぎを予防したりするダイエット法です。
はちみつには健康に良い栄養が豊富に含まれています。また、スキンケアや、ボディケアといった美容面にも効果的です。はちみつダイエットは、健康的に痩せられる方法としても人気があります。
ダイエット中は甘いものを控えることが重要です。しかし、はちみつであれば代わりに食べられるので、甘いものが好きな人にもおすすめと言えます。
はちみつの成分
はちみつの成分は、下記の通りです。
はちみつ 100gあたり
| カロリー | 294kcal |
| 脂質 | 0g |
| ナトリウム | 7mg |
| カリウム | 13mg |
| 炭水化物 | 80g |
| タンパク質 | 0.2g |
| ビタミンC | 3mg |
| カルシウム | 2mg |
| 鉄 | 0.8mg |
| マグネシウム | 1mg |
参考：日本食品標準成分表
はちみつには余計な糖質や、脂質がほとんど含まれていません。
また、はちみつに含まれる炭水化物はエネルギーとして吸収されやすく、血糖値も上がりにくいため、安心して食べられます。
はちみつがダイエットにおすすめの理由
ダイエットにはちみつが選ばれるのには、様々な理由があります。はちみつがダイエットにおすすめの理由を解説していきますので、参考にしてみてください。
血糖値の上昇が緩やかになる
ダイエット中は血糖値の急上昇を防ぐことが重要です。
血糖値が急上昇すると、抑えようとするためにインスリンが分泌されます。このインスリンには血液中の糖質を脂肪として溜めこむ働きがあるため、太りやすくなるので注意が必要です。
特に炭水化物や、白砂糖を使った甘いお菓子が血糖値を急上昇しやすくなりますが、はちみつにはほとんど含まれていません。
また、食前に食べることで、食事での上がり方を穏やかにする効果もあります。
腸内環境の改善
はちみつに含まれるブドウ糖と酵素が反応して生まれるグルコン酸には、腸内フローラを改善し、腸内環境を整える働きがあります。
ダイエット中は食事制限することで栄養が偏り、便秘になりやすくなります。便秘になることで体内に老廃物が溜まり、代謝が悪くなることで、脂肪も燃焼しにくくなるので注意が必要です。
また、普段から便秘気味の人は、ダイエットの妨げになってしまいます。はちみつを食べて、便秘を解消するようにしましょう。
睡眠中の脂肪燃焼効果
人は睡眠中に成長ホルモンを分泌しています。成長ホルモンには筋肉を回復させる働きや、寝ている間の脂肪燃焼を助ける働きがあります。これらの働きを活発にするためには糖質や、タンパク質などのエネルギー源が必要です。
エネルギー源として向いているのが、はちみつです。はちみつにはエネルギーとして吸収されやすい特徴があります。寝る前に食べることで、睡眠の質を向上し、効率よく脂肪を燃焼することが可能です。
抗酸化作用による美容効果
はちみつには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。はちみつを食べることで体内に溜まった活性酸素の活動を抑制することが可能です。
活性酸素は生活習慣病や、老化を引き起こす原因となります。特にシミが気になる人や、できやすい人は、活性酸素が溜まっている可能性が高いです。
また、はちみつはスキンケア用品としても売られているように、直接肌に塗ることで肌を整えてくれる効果があります。肌の乾燥や、肌荒れが気になる人は、食べるだけでなく、肌に少し付けてみるのもおすすめです。
ストレスの軽減
ダイエット中は甘いものを避ける必要があります。甘いお菓子が好きな人にとっては、ストレスが溜まるのではないでしょうか。
ストレスが溜まるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。このホルモンの分泌量が多くなると、解消するために過食になりがちです。ダイエット中はストレスを溜めないようにすることも重要となります。
甘いものをどうしても食べたくなった時には、はちみつがおすすめです。はちみつにはお菓子で利用する白砂糖が含まれておらず、自然本来の甘さになっています。ダイエット中にどうしても甘いものが食べたくなった時の代わりとしてもおすすめです。
はちみつダイエットで太る理由
はちみつダイエットは健康にも良く、ダイエット中にもおすすめの食品です。しかし、調べてみると、太ったという口コミを見ることもあると思います。
はちみつを食べたことで太る理由を解説していきますので、参考にしてみてください。
はちみつを食べすぎている
はちみつには色々な栄養が含まれているため、健康にも良い食品です。
しかし、はちみつには100gあたり294kcalあるため、食べすぎた場合には太ってしまいます。ダイエット中に食べる時には、カロリーを摂りすぎないようにするためにも、1日に大さじ2杯までにしておきましょう。
どうしても甘いものをもっと食べたい場合には、フルーツを食べるようにしましょう。フルーツにもビタミンなどの栄養が含まれているため、ダイエット中にもおすすめです。
付け合わせが高カロリー
はちみつはヨーグルトや、フルーツグラノーラにかけて、アレンジを加えて食べることもできます。特に甘さが少ないものに追加して、食べることが多いのではないでしょうか。
しかし、ハチミツをアレンジするとカロリーも増えるため、食べすぎには注意が必要です。他の食品にかけて食べる場合には、1食を置き換えたり、食べる量を少なくしたりと、工夫するようにしましょう。
どうしてもカロリーが気になるという場合には、そのまま食べるのがおすすめです。
はちみつダイエットの正しいやり方
はちみつダイエットを成功させることや、失敗して太らないようにするためには、正しいやり方ですることが重要です。はちみつダイエットの正しいやり方を解説していきます。
夜就寝前に食べる
はちみつを就寝前に食べるのがおすすめです。
人は寝ている時にも糖質や、タンパク質などをエネルギーとして利用して、筋肉の修復を修復しています。はちみつはエネルギーとして吸収しやすい特徴があるため、就寝前に大さじ一杯ほど食べるのがおすすめです。
また、ダイエットしていると夜ご飯の量も少ないため、寝る前に小腹が空いていることもあると思います。このタイミングで脂っこいものを食べてしまうと、一気に太ってしまうので、はちみつを食べてカロリーを抑えるのがポイントです。
間食として食べる
普段から間食に甘いものを食べている人は、ダイエット中にも食べたくなることがあると思います。しかし、ダイエット中に間食として甘いチョコレートを食べてしまうと、カロリーも高く、太る原因となってしまうため避けることが重要です。
甘いものを食べたくなった時にお菓子の代わりとして、はちみつを食べるようにしましょう。はちみつには添加物も含まれておらず、健康にも良いため、ダイエット中に不足しがちな栄養を補うのにもおすすめです。
白砂糖の代わりに使用する
ダイエット中は血糖値の上昇を防ぐために、砂糖は避ける必要があります。特にお菓子などに使われる白砂糖を食べると血糖値が急上昇し、太る原因となってしまうので注意が必要です。
料理する時には白砂糖を使わずに、はちみつを利用するようにしましょう。はちみつ本来の甘さがあるので、砂糖の代わりとしても十分に使えます。また、栄養価も高くなるためおすすめです。
料理で砂糖を使っている人は、はちみつで味付けをしてみるようにしてみてください。
はちみつダイエットを成功させるためのポイント
はちみつダイエットを成功させるためには、はちみつを食べること以外にも気を付けなければならないことや、取り入れるべきものがあります。
はちみつダイエットを成功させるためのポイントを解説していきますので、参考にしてみてください。
バランスの良い食事を心がける
はちみつダイエットを始めると、痩せるからと言ってはちみつだけを食べ続ける人がいます。
偏った食事制限のダイエットは必要な栄養素が取れないために、痩せにくくなってしまったり、体調を崩したりしてしまうこともあるので注意しましょう。ダイエットする時には炭水化物や、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルとバランスよく摂るようにするのがポイントです。
また、ダイエット中に体重が減らない停滞期に入った時は、食事バランスを見直してみるようにしましょう。
バランスの良い食事は「筋トレに理想のPFCバランスは？摂取量の計算方法も解説」も参考にしてください。
アンダーカロリーにする
ダイエットする時には、カロリー計算することが重要です。
ダイエット中は消費カロリーが摂取カロリーよりも、低くなるようにします。はちみつを食べたことが原因で、摂取カロリーが増えてしまうこともあるので、注意が必要です。
特に間食としてハチミツを食べる場合には、その分だけ食事でカロリーを減らすようにしましょう。
筋トレで筋肉を付ける
効率よく痩せたい人や、ボディメイクもしたい人は、筋トレも取り入れてみましょう。
筋トレすることで消費カロリーが増えるため、食事制限のみよりも痩せやすくなります。また、筋肉が付くことで基礎代謝も上がるため、痩せやすく、太りにくい体を手に入れることが可能です。目標体重に達し、ダイエットが終了した後もリバウンドしにくくなります。
割れた腹筋や、分厚い胸板、たくましい腕、プリッとしたお尻を作りたい場合には、筋肉を付けることが大切です。理想のカラダを手に入れるためにも、ダイエット中は筋トレを取り入れるようにしましょう。
トレーニングは「1週間の筋トレメニューを紹介！これであなたも迷わずトレーニング」も参考にしてください。
有酸素運動で脂肪を燃焼させる
脂肪を効率よく燃焼させるためにも、有酸素運動を取り入れましょう。
ランニングや、水泳、サイクリングなどの有酸素運動は、脂肪をエネルギーとして運動するため、効果的に燃焼できます。また、ダイエットに取り入れる時は、息が上がるほど速いペースではなく、人と会話ができるくらいゆっくりのペースで、20分以上するのがおすすめです。
また、筋トレをした後に有酸素運動をしたほうが、代謝が上がっている状態からスタートできるため、効率よく脂肪を燃焼できます。
有酸素運動は「筋トレと有酸素の順番は？おすすめのやり方やトレーニング法も紹介」も参考にしてください。
睡眠時間を確保する
寝不足もダイエット中は注意が必要です。
寝不足になると人はストレスを感じやすくなります。ストレスが溜まると過食の原因となり、反対に太ってしまう原因になりかねません。また、身体が脂肪を溜めこもうとしてしまうため、太りやすくなってしまいます。
睡眠中は成長ホルモンが分泌されています。このホルモンは筋肉の修復を助ける働きもあるため、深い睡眠を摂ることも重要です。
ダイエット中は7時間ほど睡眠時間を確保し、寝不足にならないように注意しましょう。
水分を多めに摂る
ダイエット中は意識して水を飲み、代謝を改善することも重要です。
体内の60％は水分でできているため、不足すると身体がむくんだり、体内に老廃物が溜まったりしてしまいます。これらが原因で代謝が悪くなると、不必要な脂質を燃焼しにくくなるため、痩せにくくなってしまうのです。
ダイエット中は一日に2リットル以上の水を飲むことを意識しましょう。冷水が苦手な人は白湯や、常温の水でも問題ありません。ただし、ジュースやお酒は糖質などの不純物が多いため、ダイエット中は控えるようにしましょう。
水分補給は「飲んで痩せることは可能？ダイエットに良いおすすめの飲み物を紹介」も参考にしてみてください。
アルコールは控える
アルコールには糖質が多く含まれているため、余計なカロリーを摂取してしまうことになります。短期間でのダイエットは過度な食事制限にもなりやすいため、不必要にカロリーを摂らないようにすることが重要です。
他にもアルコールには睡眠の質を低下させる働きがあります。寝不足気味になるとストレスホルモンが分泌され、身体が脂肪を溜めこもうとしてしまうので注意が必要です。
また、お酒を飲んでいる時に、ついついおつまみを食べすぎてしまった経験がある人も多いと思います。アルコールには食欲を増進する効果もあるため、ダイエット中に食べ過ぎてしまう原因を作ってしまいます。
ダイエット中はなるべくアルコールの摂取量を控えておくようにしましょう。
アルコールは「筋トレ後にアルコールはNG？お酒と筋肉の関係について」も参考にしてください。
正しいはちみつダイエットのやり方で理想の体型を手に入れよう
はちみつダイエットで太ってしまう人がいる理由や、正しいやり方を解説しました。
はちみつダイエットで太ってしまう理由は食べ過ぎてしまっていることや、ヨーグルトやフルーツグラノーラなどの付け合わせが多すぎることが理由です。
はちみつは1日に大さじ1,2杯ほどを間食や、就寝前に食べることで、空腹感を満たすことや、脂肪燃焼に効果があります。また、料理で砂糖の代わりに使うのもおすすめです。
ダイエット中に甘いものを食べたくなった時にはハチミツを食べて、無理なくダイエットしていきましょう。
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参照文献
